VISION

理念:Concept

【経営理念】私たち「ひまわり」は、自由を奪う区別や制約を取り除き、関わる全ての人の当事者参加があたり前の社会を実現します。

私たち「ひまわりの会」のミッションは、すべての人が、垣根なく地域社会に根差し、交流し、
自ら当事者として、当たり前に社会参加し、暮らしていく世界を創る事です。

それは、自由や可能性を奪う、区別や制約が排除された、障がいの有無が不問な社会。
ご利用者だけではなく、ご家族・職員・地域の方々など、関わる全ての当事者が、
ひまわりを通じて、自分の人生を、精一杯生き抜く、全ての人の幸せを目指しています。

私たちは、創設以来ずっと、この理念の下に「ひまわり」を展開してきました。
そのはじまりは…まだ、社会的弱者に対して、差別も偏見も色濃く残っていた時代。
「ひまわり」は、障がいがある子の親たちが発起人となり、共に力を合わせ、
子供たちがよりよい人生を送るための、環境と機会を創ろうという、親の想いから生まれたのです。

ex.革新1979「最後まで関わり続ける」
親が亡くなった後も、障がいがある子供が幸せな人生を全うできるように…親たちが、
支援学級を卒業した子供たちが通う、自立の力を養う通所援護事業所を開設。
そして、「ご利用者の人生の最後まで関わり続ける」という想いを実現しようとしました。

ex.革新1983「私たちは、労働障がい者ではありません」
プレスや溶接の工場を設置し、一流メーカーの自動車部品製造を開始。
障がいがあるご利用者が労働し、賃金を得、社会に貢献しています。
ご利用者の皆さんは、決して労働障がい者ではありません。

ex.革新1989「生まれ育った地域で暮らす」
知的障害者地域生活援助事業としてグループホームを開設。
それまで障がいがある人は、特別な施設での生活を強いられてきましたが、
地域の一員として当たり前に働き、衣食住を送るためのコミュニティを形成しました。

ex.革新1989「美味しいコーヒーをどうぞ」
障がいがあるご利用者が、コーヒーやお菓子を作り接客する、喫茶店を開店。
ご利用者自らが働き、賃金を得、倉敷の皆さまに憩いの場を提供しました。
ご利用者が地域社会と直接コミュニケーションを図れる意義ある場でした。

ex.革新2000「飛行機だ!ビーチだ!海外旅行だ!」
自分で名前を書けないと、パスポートが発給されない…
海外旅行なんて夢のまた夢…そんな仕組みや心の壁を打ち破り、
障がいがあるご利用者・ご家族・職員の皆で、グアム旅行を楽しみました。

ex.革新2008「療育事業のスタート」
ひまわりは、16歳以上の若者を対象とした福祉事業から始動しました。
現在では、子供たち、そのほかあらゆる生活不自由者に対し、
安心して生活できる環境サポートを推進しています。

ex.革新2013「自分の事は自分で決める幸せ」
自分の事は自分で決める…そんな当たり前の事が、当り前ではありませんでした。
結婚・財産管理・選挙など、知的障がいがあるご利用者が、
自らの意志で人生の意思決定をするための法人後見を受任する、
「こうけんひまわり」を開設しました。

私たちは、現在の常識にとらわれない革新的な発想と行動で、
ひまわりの理念をパーフェクトに遂行するために邁進いたします。

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展望:Vision

Together We Can!

2024年
岡山県において、生きにくさを抱える不自由な対象者数は、
約80万人にも上る見通しです。

それは、同年の岡山県推計人口約180万人の、約44%をも占める数字です。
あなたの家族や友人が、生きにくさを抱えているかもしれません。
もしかすると、あなた自身が、不自由な対象者になっているかもしれないのです。

…不自由な対象者が80万人…
それはきっと、誰もが他人事では済まない状況でしょう。

推計不自由人口合計数:797,140人
①障害者人口(岡山県)126,260人(10年後の推定値)
②発達障害者人口18,000人(10年後の推定値)
③難病患者(特定疾患認定者)人口15,795人(10年後の推定値)
④生活保護世帯人口26,375人(10年後の推定値)
⑤ホームレス人口24人(10年後推計値)
⑥触法行為対象者100人(推計値)
⑦引きこもり人口25,600人(推計値)
⑧65歳以上高齢者人口584,950人(10年後推計値)

私たちは、私たち自身のことはもちろん、
障がいがある方、ご高齢の方、また地域で様々な困難を抱えていらっしゃる方々が、
安心してその人生を生きていけることが大切であることを知っています。
しかしそのためには、より多くの方々が「当事者参加」して、
生きにくさを抱える不自由な対象者の自由を阻害している「区別や制約」を、
取り除く努力をしていかなければなりません。

もしも生きにくさを抱える不自由な対象者の方々それぞれに、
最低でも1名以上のサポーターがいたら…
きっとその不自由さを軽減したり、心の支えになる事ができるでしょう。

私たちは、これから2024年3月31日までの10年間で、
岡山県で暮らしている困難な状況を抱えている方と、
その支援者を合計した「当事者参加数160万人」を達成することにより、
「福祉の概念に変革と希望をもたらし、全国で一番有名な法人になる」事を、
「ひまわり当事者参加」と呼び、法人のビジョンとして掲げています。

ひまわり当事者参加とは

岡山県に暮らす、障がいや生活困窮により困難な状況を抱えている方約80万人が、
ただ生かされている存在ではなく、
ひまわり会員となって主体的に自分の人生を地域社会の中で生かす存在となる。

障がいがある方やご高齢の方、また引きこもっていた方々が、
ひまわりの会の雇用者の50%以上となり活躍している状況になる。

過疎地域や人口減少地域の方々を巻き込んで、
ひまわりを拠点とした地域再生を果たしていく。
新しい地方のイノベーションを巻き起こす。

ご利用者のご家族、友人、ボランティア、協力者、
職員やそのご家族などひまわりに係る多くの方がひまわりの理念に共感し、
ひまわり会員となっていく。その数が80万人になる。

私たちは、多くの方に「ひまわり」と関わっていただきながら、
ひまわり当事者参加の4つの柱を事業化し、推進してまいります。

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戦略:Strategy

QUALITY QUANTITY

…想像して下さい…
…買物に困っているご老人や障がいのある方を、地域の隣人が手伝ってくれる事を…
…障がいのある方が、イキイキと働き、社会参加している事を…
…障がいのある方自身などが、ひまわりの組織スタッフとして働く事を…
…障がいのある方の様子を、地域の隣人が見守ってくれる事を…
…ご老人や障がいのある方などが、自分の意志を揚々と発言できる事を…
…不自由な対象者が、自らの事を知ってもらう機会が多い環境を…
…誰かのために、自分が出来る事をサポートする、老若男女の住人を…
…誰かのために心を配る事で、自らの心が満たされる、老若男女の住人を…
…住人ひとり一人が自分の人生を安心して全うできる、澱みの無い美しい町を…

私たちは「ひまわり当事者参加」というビジョンを推進する事で、
法人の理念である、
「私たち ひまわり は、自由を奪う区別や制約を取り除き、
関わる全ての人の当事者参加があたり前の社会を実現します。」
…を、推進してまいります。

そのために、大きな2つの戦略を掲げています。

ロールモデルの構築と、そのモデルの多展開

小規模での「成功事例」をあらゆる分野で確立し、ロールモデルとして再現化できるようにノウハウ化します。
そして、岡山県の各地に、そのモデルを多展開し、
ひまわりの成功事例をあらゆる地域に浸透させてゆく事で、私たちの理念とビジョンを実現させます。

ex.地域交流拠点「ひまわりステーション」

たとえば過疎化の進む地域の廃校を、地域交流のハブとして機能させます。
そこは「ひまわりステーション(仮)」と呼ばれ、
日々のお茶呑みや、会合などに使われるだけでなく、生活で困ったことがあれば何でも相談でき、
然るべきサポートを受けられるよろず相談窓口としても機能します。

ひまわりステーションスタッフは、ひまわりの職員だけではありません。
地域のボランティアなどが自らが出来る事を提供して稼動し、
自らが出来ない事を、有償・無償で手伝ってもらう事もできるのです。
ひまわりステーションは、地域住民が顔を合わせる場所となり、
働いたり、相互に助け合うための要として浸透し、
地域住民の、地域住民による、地域住民のための、顔が見える協力体制を構築してゆくものです。

現在、岡山県のとある町で、本施策を具体的に推進しています。

ex.雇用モデル「ひまわりショップ」

多様な町で、多様な雇用モデルを確立するための、小規模事業所の展開を推進しています。
そこは「ひまわりショップ(仮)」と呼ばれ、
障がいのある方や、あらゆる不自由な対象者などが、社会参加のうえに働いています。

たとえばベーカリーショップ、たとえば産直市場、たとえばクリーニング店…etc.
事業の切口は、無限大に広がります。
地域で需要がある商品やサービスを提供する、採算性のある事業という考え方の下に、
不自由な対象者が当たり前に働き、賃金を得られる環境作りや運営手法をノウハウ化し、
あらゆる人が自分の人生を「よく生きる」ための受け皿を構築してまいります。

ITネットワークを駆使した「ひまわり」の会員組織化

岡山県における、ひまわり当事者参加180万人を達成するために、
ITネットワークを駆使したサービス環境を整備し、
誰もが、気軽に、「ひまわり」と関わりが持てる受け皿を構築します。

たとえばそれは、スマートフォンのアプリであったり、
クラウド環境におけるデータベースであったりするでしょう。
Webを介していつでも身近に「ひまわり」がある事で、
心あるコミュニケーションや、安全かつ安心なサービスに、誰もがいつでも繋がる事ができます。
不自由な対象者に対しても、より多くのサポートを提供する事ができるでしょう。

私たちの理念に共感した人々が、ITネットワーク上で「ひまわり会員」になり、
不自由な対象者への理解を深めて協力者になったり、ボランティアやスタッフとして働いて下さったり、
多様な関わりを生む起点になるでしょう。

ITによる「ひまわり」の会員組織化で、より多くの人の当事者参加を、現実のものとしてゆきます。

私たちは、「ひまわり当事者参加」のための戦略を推進し、
ひまわりの理念をパーフェクトに遂行するために邁進いたします。

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