社会福祉協議会への就活に失敗…
でも、それが僕にとっての「好機」に
僕は今、P.P.P.BB チャレンジャー!で、生活支援員として、これから一人暮らしや地域での生活を目指す障がいのある方に対して、洗濯や掃除などの日常生活習慣の習得や、買い物や服装選び、交通ルールなど、地域生活に役立つ知識を提供する生活訓練というサービスに携わっています。福祉の道を目指して大学に進学したのですが、元々は社会福祉協議会に就職したいと思っていました。ただ、競争率も高く、狭き門…就活に失敗し、もう一度自分が何がしたいのかを考えたんです。いずれは社協に進みたいとは思っていたのですが、その前にちゃんと現場を知らなければ、と思い、就活を続けていたときに出会ったのがP.P.P.でした。入職の決め手になったのが、面接のときの雰囲気。それまでの就活の経緯や、僕が学生時代に打ち込んでいた部活のこと、飼っていた犬のことまで…型にはまった面接ではなく、本当に僕のことを知ろうとしてくれているんだと感じ、ここに入社しようと決めたんです。
人と真剣に向き合うこと…
先輩や利用者の方が、僕を成長させてくれた
入社した当初、利用者の方の気持ちが理解できない・自分の想いが伝わらない…そういった意味で、すごく悩んでいた時期がありました。そのたびに先輩や同期の仲間に話をして、色々相談にのってもらっていました。そんな中、入社して3ヵ月ほど経った頃、利用者の方の一人と大喧嘩になってしまい…ちょっとしたトラブルになってしまったんです。でも、その時に、上司や先輩がうまくフォローに入ってくれたことで、その利用者の方の気持ちも落ち着き、事なきを得たのですが、その時に、ふと思い返したんです。本当は前々からずっと、その方は僕に気持ちや想いを伝えてくれてたんじゃないかと。その日から、その方に真剣に向き合おうと決意しました。小さな言動や表情から想いを汲み取ろうとしていくうちに、少しずつ距離が縮まったのを感じる瞬間ができて。以来、彼のほうも心を開いてくれて、僕のいうことに耳を傾けてくれるようになりました。あのとき、彼が教えてくれたこと。周りの先輩や上司が側にいてくれたこと。まだ入社1年の僕ですが、それが一つのターニングポイントになったように思います。
本当にやりたいことなんて、
学生時代には気づけないから…
学生時代は、ずっと社協に入りたいと思っていたのですが、実際に現場を経験したことで、「現場って面白い」「利用者の方と一緒に過ごす時間が好きなんだな」と思うようになりましたね。他にも、P.P.P.で働く他の人の話を聞いて「児童も面白そう」「高齢も楽しそう」と興味や関心がわいてきました。そんな僕だから思うのですが、そういえば、学生のころって、やりたいことって本当に明確ではなかったりするなって。意外に、最初「自分はこうなんだ」って決めつけてしまっていて。友達でも「こんなはずじゃなかった」っていう人も結構いる。でも、色んなことを経験し、知ることでしか見つからない「やりたいこと」があることに、この仕事を始めてから気づきました。さらにP.P.P.なら、色んなチャンスがあるし、色んな経験ができる。今、もし漠然と「福祉の勉強をしたから…」と福祉業界で就職活動をしている人がいるなら、迷わず、色々な領域での経験を積めて、次のステップについても選択肢がたくさんあるP.P.P.を選ぶべきって思いますね。